そして、今この時 〜Sunny Place〜
バルレル:オラ・・・テメ・・・
      まで・・・

マグナ:ん・・・

バルレル:・・・で・・・つもり
      だ・・・ッ!?

マグナ:ん、んん・・・???

バルレル:さっさと起きやがれ!
      マグナッ!!

マグナ:ふぁ・・・?
     おはよぉ・・・っ
     バルレル・・・

バルレル:ケッ!なァにがおはよぉ、だ
      ったく・・・
      わざわざ、オレが起こしに来てやったってのに・・・
      メシはもうとっくにできてんだぜ
      アイツに怒られても知らねェぞ?

マグナ:いっ!?





アメル:もぉ・・・
    マグナもバルレルくんもねぼすけなんだから
    せっかく焼きたてのパンだったのに
    冷めちゃいましたよ

バルレル:ケッ!オレまでひとまとめにすんじゃねェよ・・・アメル

マグナ:へいへい・・・
    どーせ、俺がみんな悪いんですよーだ

ネスティ:だからといって開きなおればいいというものではあるまい
     どうだろう、アメル
     寝坊の罰として朝食を抜くというのは

アメル:あ、なるほど・・・

マグナ:ちょ、ちょっとっ
    それだけは、ホントに勘弁してくれよっ!

     なあ、アメルぅ・・・
     お願いだからさぁ

アメル:どーしようかなぁ?

バルレル:なっさけねェなァ
      おい、見てみろよ
      このツラ・・・
      メシを抜かれたら本気で泣きそうだぜ
      食べさせてやれよ

アメル:ふふふっ、それじゃあ
    今日のところはバルレルくんに免じて・・・ね

マグナ:よかったぁっ!!

ネスティ:バルレルに感謝しておくんだぞ
     マグナ

マグナ:うんっ!うんっ!
    ありがとな
    バルレルっ♪

バルレル:ヒヒヒ・・・ッ
      この貸しはでけェぞォ
       マグナ

ネスティ:食事が済んだら昨日のおさらいとして試験をするからな

マグナ:いっ!?

ネスティ:戦いで学んできた君の召喚術は、技術だけが先行して、理論を無視してるからな
     この機会に、みっちり追いついてもらわなくては、困るんだ

マグナ:うう・・・っ

バルレル:おーっ!
      一難去って、また一難だなァ

アメル:じゃあ、あたし
    お勉強が終わるまでに
    おいものケーキ焼いておきますね

ネスティ:ありつけるかどうかは試験の点次第だがな

マグナ:(トホホ・・・)

バルレル:ま、ダメだったら
      オレがテメエの分も食ってやるからよォ






マグナ:しかし、ネスも毎日毎日、本当にひどいよなぁ・・・
    戦いが終わって
    みんなで暮らし始めてから、ずっと勉強づけだなんてさ

バルレル:メガネの野郎も必死なのさ
      なにしろ、限られた時間をつかって
      テメエを強くしなきゃならねェんだ・・・
      間違いなく、復讐にやってくる・・・
      メルギトスの野郎に負けねェようにな

マグナ:うん・・・
    わかってるよ、それは
    あの最後の戦いでメルギトスは倒すことができたけど・・・
    リィンバウム中にばらまかれてしまった源罪までは、消し去ることはできなかった

バルレル:召喚されたんじゃねェアイツは、倒されても送還されたことにはならねェからな
      ばらまいた源罪を利用して、復活の時をどこかで待ってるに違いねェんだ・・・

マグナ:それは、今日かもしれないし
    明日かもしれない
    ううん・・・
    もう、すでに復活して新たなかん計を巡らせているのかも・・

バルレル:ケッ!シケたツラァしてんじゃねェよ
      テメエらはそのために
      こうして、集まって準備してるんじゃねェのかよ?
      今度こそ、あの野郎をぶっちめるためによ

マグナ:うん、そうだよな
    強くならなくちゃな
    俺たちが、今度こそ全てを終わらせないと

バルレル:ま、せいぜいがんばるこったな

マグナ:その時には、また
    頼りにさせてもらうぜ
    バルレル

バルレル:ケッ!つくづく護衛獣づかいのあらいヤツだな、テメエは





まっ、いいさ
テメエの傍にいる限り
退屈だけは永遠にしねェだろうしな