第5話
バルレル:ケッ!オンナってのは、どこの世界でも変わらねェのな・・・
くだんねェことでギャアギャア騒いでうっとォしいったらありゃしねェ
マグナ:そんな言い方することでもないだろう?それに、にぎやかでいいじゃないか
バルレル:にぎやかだァ?ニンゲン、テメエ言葉の使い方が間違ってるぜ
ああいうのはなァ「うっとおしい」とか「やかましい」って言うんだよ!?
マグナ:・・・
バルレル:そもそも、オレはな あの空気がすっげェキライなんだよッ
あたしたち、みィんななかよしでェーす♪
・・・ってな具合に見せといて、内心では信じられねェようなこと考えててよ
気持ち悪いったらありゃしねェぜ 感情と顔を一致させろっつーのッ!?
マグナ:・・・・・・
バルレル:オイ?テメエなんでさっきから黙ってんだよ!?
マグナ:・・・!
・・・!!
バルレル:は?
後ろォ・・・?
ミモザ:ずいぶんと女の子の心理についておくわしいのねえボクぅ?
バルレル:げっ!?
ケイナ:つきましては、もっとお話を聞かせてほしいってことで・・・
ミモザ:ちょーっと、こっちにいらっしゃい?
バルレル:いででっ!み、耳ィ!?引っ張るなあァっ!!
お、おいっ
見てないで助けろッ!
ニンゲンっ!?
マグナ:すまない・・・
俺にはとても、そんな勇気はないんだ・・・
ま、がんばって生きて帰ってくれ
アメル:バルレルくん
さあ、みんながお待ちかねですよ?
バルレル:たっ、助けてくれえェェェェっ!?
第16話
バルレル:オイ、ニンゲン・・・
オメエ、いつまでこうしてる気だよ
他の連中はとっくに集まって、メガネの話を聞いてるぜェ?
当事者のテメエがこんなトコでイジケちまってる場合じゃねェだろうがよ!?
=・・・・・・=
→ほっといてくれ!(カルマ値UP?)
→わかってる
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マグナ:ほっといてくれ!
俺がどんな気持ちでいるかなんて
バルレルにわかるもんか・・・
わかるはずないんだ俺以外には!!
バルレル:ケッ!ああ、そうさ
テメエの言うとおりだよッ!?
オレは悪魔だからな?
テメエらニンゲンの考えてることなんてわかんねぇよ!!
マグナ:・・・!
バルレル:だがなァ?
今がどんな時かってコトなら、テメエよりわかってるぜ・・・
テメエ、ホントは現実を認めるのがコワイだけなんだろ?
ハッ!だったら一生、そこで腐ってるといいさ・・・
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マグナ:わかってる・・・
だけど、俺はこわいんだよ!?
ネスや、アメル・・・
それだけじゃない!
もっと大勢の人たちに対して・・・
取り返しのつかないことを、クレスメントの一族はしてしまった
知らなかったからと言って、すむことじゃない・・・
俺はいったいどんな顔で、みんなに会えばいいんだよ!?
バルレル:悩んだところでなァ
やり直しなんかきくもんかよ?
事実は事実なんだ!
いい加減、覚悟決めて受け入れやがれッ!?
マグナ:・・・!
バルレル:甘えてんじゃねェ!!
テメエ、ホントは現実を認めるのがコワイだけなんだろ?
ハッ!だったら一生、そこで腐ってるといいさ・・・
******************************************
マグナ:バルレル・・・
バルレル:失望したぜ・・・
テメエのようなフヌケにゃあ、もう用なんかねェ!
・・・あばよ
マグナ:(バルレルっ!?)
〜屋敷の外へ〜
マグナ:(バルレルの言うとおりだ・・・
俺はただ、逃げていただけじゃないか?
自分に都合のいい理由を見つけて、現実から逃げようとしていただけじゃないか!)
謝らなくちゃ・・・
バルレルに謝らなくちゃ!?
〜再開発地区〜
マグナ:バルレルっ!!
バルレル:ケッ・・・
=どうしよう=
→きちんとあやまる(好感度UP?)
→態度で示す(好感度UP?)
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マグナ:俺が悪かったよ
バルレルが心配してくれていたのにも気づかずに
当り散らしたりなんかして・・・
許してくれ・・・っ
バルレル
バルレル:ケッ!テメエはいつもいつも、気づくのが遅ェんだよッ
まァいい・・・
こうしてきちんとワビも入れてきたことだし
今回だけは、特別に許してやらァ・・・
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マグナ:バルレルっ!
バルレル:いってえぇっ!?
マグナ:ふらふら一人でこんなところまで出歩いて
お前、俺の護衛獣って自覚ないだろ?
バルレル:テ、テメエ・・・
さっきまであんなにヘコんでたのに!?
マグナ:お前みたいな性悪の護衛獣、目を離したらなにをするかわかんないからな
・・・・・・
バルレル:・・・・・・
ケッ!つくづくとんでもねェ野郎と誓約しちまったもんだ
あー・・・
ツイてねェ!!
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マグナ:バルレルの言ってくれたこと正しいと俺も思うよ
だけど正直、俺はまだこわいんだ
ネスやアメルと向き合うのが・・・
どうしたら、いいと思う?
バルレル:アホか、テメエは?
なんのために今までこんな大所帯で動いてんだよ
こういう時に頼れるヤツの一人ぐらいいねェのかよ!?
マグナ:そうか・・・
そうだよな!
第17話
マグナ:あれ・・・?
バルレルのヤツとパッフェルさんだ
(あんなとこで、なにをしてるんだ?)
バルレル:ブツはちゃんと持ってきてるんだろうなァ?
パッフェル:ええ、そりゃあもう
ほら・・・?
バルレル:お〜っ!?
間違いねェ・・・
帝国産のブランデー!
パッフェル:こいつを手に入れるには、かなり危ない橋も渡りましたよー
お店のケーキに使うものを、こっそり拝借してきたんですから
まー、それなりにお代のほうも弾んでいただかないと・・・
バルレル:ケッ!わかってるさ
マグナに好きなだけふっかけな
飲んじまえば、こっちのもんだからなァ?
ヒヒヒ・・・
パッフェル:うふふふ・・・
マグナ:(な、なんてヤツらだ
まったく・・・)
あ・・・!?
バルレル:では、さっそく一口
・・・のわっ!?
アメル:こら!
バルレルくん
お酒なんか、飲んだらダメでしょう?
パッフェル:あ、アメル・・・
さん・・・?
バルレル:おいっ、オンナ!?
そいつはオレんだぞ!
返しやがれッ!!
アメル:いけません!
お酒は、大人になってからです!
バルレル:オレは、ガキじゃねェッ!?
アメル:そうですよね
パッフェルさん?
パッフェル:あ・・・
アメル:で・す・よ・ね?
パッフェル:あ、はい・・・
お客様のおっしゃるとおりですう・・・
アメル:では、このお酒はお返しいたしますね
バルレル:う、裏切り者〜ッ!?
アメル:さあ
バルレルくん
晩ご飯のお買い物にいきましょう?
バルレル:離せえェェ・・・!
ちくしょうッ、オンナ
オレの話を聞けェ!?
お、オレのォ・・・
酒えぇぇぇェェ・・・
マグナ:あいつ、どうしてアメルにはああまで弱いんだろう?
パッフェル:さあ・・・
マグナ:(やっぱり、天使と悪魔だからなのか???)
パッフェル:ところで・・・
このお酒、どうしたらいいと思います?
マグナ:ちゃんとお店に返してきなさいっ!
パッフェル:あ、やっぱり・・・?